気象技術の発展

みなさんこんにちは

もう6月がスタートしましたね

一年が半分近く終わろうとしている、、、?

日々成長出来ているのか、自問自答していますが

とにかく一日一日を一生懸命生きなければなりませんね

さて、成長を続けているのは人間だけではありません

今から147年前

気象庁の前身である東京気象台にて

日々の天気予報を発表する業務が開始されました。

↑日本初の天気予報をしたときの天気図(気象庁HPより)

これを記念し

6月1日は「気象記念日」と制定されました。

当時の天気予報は

日本全国の天気を一文でまとめるという

かなりざっくりした予報でしたが

現在ではコンピュータの発展に伴い

市町村ごとの予報や時間ごとの詳しい天気を

誰でも簡単に知ることが出来ます。

そして、そのコンピュータを最大限駆使して

きょうから新たな試みが始まります。

それが「線状降水帯の予測」です。

近年、この言葉をよく聞くと思います。

長時間に渡り同じ場所で非常に激しい雨をもたらし

甚大な災害を発生させることがある

とても危険な雨雲を線状降水帯といいます。

去年、「顕著な大雨に関する情報」の運用が

開始されましたが

これは線状降水帯が今発生していますよ

という情報でしたので

これを避難のキッカケにすることは

むしろ危険でした。

そこで、今年からは線状降水帯を

予測する試みが始まります。

この情報は大雨情報の中に包括されているので

単体の情報では出ません。

また、まだこの試みも道半ばですので

今回はひとまず東海地方など

○○地方といった大きな地方区分で出されます。

最終的には市町村単位で

出すことを目標にしているそうなので

まずは線状降水帯の予測が始まるということを

知っていただければと思います。

(YouTubeでも解説しています↓

【線状降水帯】半日前から予測可能に!気象予報士解説
https://youtu.be/TSMPq_kNu5w )

線状降水帯予測の適中率は25%程度

まだ完璧ではありませんが

線状降水帯の発生ありなしに関わらず

大雨となる可能性は60%程度あるとされており

この情報が出た時は

相当危険な状況になる前触れと思って下さい。

何より大事なのは

こういった情報が出る前に

しっかりと準備をしておくことです。

梅雨入り前のこのタイミングで

バザードマップを確認して

自分の住んでいる地域が

どんな危険があるのかを知り

危険が迫っているときは

どこに何を持って逃げればいいのか

把握しておきましょう。

備えあれば憂いなし

皆さんの行動の手助けになる情報を

これからもお伝えしていきます。

役立つもの↓

重ねるハザードマップ

キキクル

雨雲レーダー