台風と猛暑

みなさん、こんにちは。

24時間テレビが終わると

夏の終わりを感じるものですが

暑さとしては全くそれを感じられませんね、、

今年の夏の日本の気温は

1898年の統計開始以来、最高を更新する見込みです。

2023 年 6 月~8 月の 5 日移動平均した地域平均気温平年差の推移(℃) 気象庁HPより

つまり、今までで一番暑い夏となります。

ついでに言えば、秋も高温傾向なので

今年の体感的な秋は非常に短くなりそうです。

この異例の猛暑は、強い高気圧によりもたらされています。

7 月後半の顕著な高温をもたらした大規模な大気の流れに関する模式図 気象庁HPより

高気圧は上空から空気が吹きおりてくる所で

地上付近では空気が圧縮されるので、気温が上昇します。

ではこの上空からの空気はどこからやってきているのか?

それは熱帯です。

熱帯の海は暖かく、大気を暖めます。

暖かい空気は軽いので上昇気流となり

やがて天井にぶつかり

冷やされたら重くなって降りてくる。

この下降気流が猛暑をもたらす高気圧です。

つまり、熱帯の海で雲が盛んにできると

高気圧が強められて猛暑になります。

その熱帯の雲が渦を巻くと台風に発達します。

今、日本の周りには3つも台風があります。

この台風たちも高気圧を強める効果があるので

まだまだこの猛暑に終わりが見えてこないのです。

これら3つの台風は、今の所県内への影響はないとみています。

本州への台風接近が多いのは9月ですから

我々にとっての台風シーズンはこれからです。