日本一使わない○○

みなさんこんにちは

今月は気温の変動が大きく

服装選びが大変でしたね

上旬には静岡で最高気温28℃

過去最高となりましたが

最近は平年を下回る寒さの日もあり

季節が急に駆け足になりました。

紅葉はきれいに色づいたようで

たくさんのお写真をご投稿頂きました。

ありがとうございました。

滝ノ谷不動峡・藤枝市(11/20撮影)

さて、あすから12月です。

今シーズンは暖冬の予想です。

エルニーニョなどの影響で

冬型気圧配置が弱く、寒気が弱いためです。

冬といえばですが

静岡は内陸を除いてあまり馴染みがありませんね。

ですから、県内には積雪計が1つしかありません。

(大雪の時だけ稼働する2地点はあります)

それは静岡市駿河区の気象台に設置されています。

気象庁HPより

実際の観測機器を見たことない人が

多いと思いますので写真を貼っておきます。

静岡地方気象台の積雪計

上からレーザー光線が出ており

雪までの距離を測っています。

こちらの画像を見ると赤いレーザー光線が見えます。

静岡地方気象台の積雪計

きっと高価な機械でしょうが

ほとんど出番はありません。笑

日本一出番がないといっても過言ではありません。

とはいえ、実は過去の記録を見ると大雪の時もありまして

静岡の最も深い積雪の記録はなんと1945年2月の10cm

最近の記録だと2001年2月に3cmの記録があります。

普段いくら降らないといっても

たまに降る異常なときの観測を残しておくことは

とても大切なことです。

ちなみに、暖冬の時こそ静岡は雪に注意しなければなりません。

上記の静岡の積雪の記録はどちらも2月。

これは南岸低気圧が原因の雪です。

この低気圧は冬型が弱い暖冬の年は接近が増える恐れがあります。

久しぶりに積雪計が活躍することがないとは言い切れないので

油断せずにこの冬を過ごしましょう。