最近、手元の文字が見えなくなってきた、髙山です。
「遠くの緑を見て、目のピント調節をしよう!」と勝手に出かける理由を作って
最近出来ていなかった温泉巡りに行ってきました。
今回お邪魔したのが、「平山温泉 龍泉荘」(静岡市葵区)
市街地から車で30分ほどの場所にある温泉地です。

直前まで住宅街で、本当にあるのか不安になったのですが、
突然大きな石の看板が出てきました。


駐車場に停め、下へ降りていくと、横を流れる長尾川のせせらぎが。
期待感が高まる雰囲気です。

正面玄関の雰囲気が超絶、髙山の好み!

看板にも書かれていましたが、昭和33年開業。
昔は宿泊もやっていましたが、現在は日帰りのみ。
広間で食事も出来て、1時間で500円。
ありがたい値段設定です。

2022年の台風15号の影響で一時営業休止になった過去もあったそうで
今、こうやってお邪魔させて頂けることに感謝の気持ちでいっぱいです。
こちらの温泉施設は別名「御殿乳母の湯」と呼ばれていて
武家の末裔の乳母屋敷があって、その乳母が温泉の湯を使っていたことから
そう呼ばれるようになったとのこと。
脱衣所、浴室が歴史を感じる雰囲気で、いい感じです。
脱衣場は、誰か一人いたら、通路が通れない程の広さ。
浴室も内湯のみで3か所(高温・適温・ぬるめ)に分かれていました。
泉質は単純硫黄泉で、お湯には湯の花が浮かび、硫黄の香りに包まれる空間。
ずっと”老後を過ごして分かった、ありがたい家の間取り”について語っていました。
この緩い雰囲気も居心地が良かったです。
この日お邪魔したのが身体を動かした後で、階段を上るのが少しきつかったですが
脇にはステッキが。
細やかな心配りが随所にみられる、心も身体もほっこりする、いい温泉施設でした。
階段は、何のプライドか意地なのか、何の力を借りずに登り切りました。

頼れるものは頼ればいいのに・・・。