2020年9月18日

空で感じる秋

こんにちは

夏休みが明け今週から社会復帰いたしました。

休み中は大雨続きでしたが、

休みが明けて大分風が涼しくなって

秋めいてきたな~と感じています。

みなさんはどんなことでを感じますか?

気温、食材、風景、などなどたくさんあると思いますが、

僕は結構を見て秋を感じます。

夏の空と秋の空では結構変わるのですよ。

例えばこれ↓

高積雲、いわゆる羊雲です。

秋になると前線が発生しやすくなりますが、

前線の近くでこの雲ができやすいので、

前線が発生しにくい夏に比べると

秋のほうが出現率が高いです

ちなみに羊雲(高積雲)うろこ雲(巻積雲)の違いは

雲の出来る高さです。

巻積雲は上空8キロ前後くらいに出来るので

気温が低く氷で出来ます。

より高いところで出来るので比較的個々の雲が小さく見えます。

一方、高積雲は大体5~6キロくらいの高さで出来るので

水滴で構成されます。

夏によく見るわた雲(積雲)は地上から1キロくらいに出来るものもたくさんあるので

近くに見えるのですが、

秋に出来る雲は上空数キロに出来て夏よりも高いので

「秋になると空が高くなる」と言われてきたんですね。

こういった薄雲は

前線近くで出来る雲のため

いずれの雲も天気が崩れる前兆とされる雲で、

雨雲が近づくときはだんだん高い雲から低い雲へと変わっていきます。

巻積雲より高積雲のほうが雨雲が近くなります。

これらよりもさらに前に出現しやすい雲が巻層雲といって

うっすらとした雲が広く広がっているのが特徴です。

ちなみに太陽にこの雲がかかるとこんな現象が見られることも

これはハロ(日暈)と言います。

虹が輪っかになっていてキレイですよね。

薄雲も秋になると出やすくなるので、

ハロは秋になると結構頻繁に出るので

薄雲が広がっているときは太陽近くを見てみて下さい。

(注)決して直接太陽を見ないように!手で太陽は隠してください

またつるし雲も見られました。

秋特有というわけではありませんが、

上空の風が強く湿っているときに見られる雲なので

上空の風が弱い夏はあまり見られません。

ですので、

秋になったんだと実感できる雲であるとは言えると思います。

さて、

空でも秋を感じられるということで

いろいろ紹介してきましたが、

秋の空で一つ注意が必要なのが「台風」ですね。

今も日本の南には

台風の卵である熱帯低気圧になりそうな渦巻く雲が見られます。

風情を感じる雲たちも多いですが、

猛威を振るう雲も近づきやすい季節です。

今できる備えは今のうちにしておきましょう!