2020年5月27日

5月は静岡が暑い?

みなさんこんにちは!

ついにセノバ中継も復活し、

いよいよ街も元の生活に徐々に戻りつつありますね。

経済を回さなければみんなが困り果ててしまいますので、

自分で出来る対策はした上で、

また前に進んでいきましょう。

さて、

ブログを書いている本日は

静岡市が全国1位の暑さになりました!

空気が乾いているので

日陰ではまだ過ごしやすかったですが

日差しの下では焼けるように暑かったです

どうやらこれは地形と風に原因があるようです

一応気象予報士をやっておりますので

そのワケを解析してみました。

まずきょうは

静岡市駿河区と清水で30℃超えの真夏日となりました。

最高気温ランキング(5/27)

この時期の最高気温の平年値は24℃くらいですので

いつもの年より相当高かったわけですね。

その理由は主に2つ

①ドライフェーン

②駿河湾の強風

にあると考えています。

ドライフェーンですが、

みなさん学生のころフェーン現象は習ったのを覚えていますか?

実はみなさんが習ったのは正式には

「ウェットフェーン」とか「湿ったフェーン」という部類です。

今回のドライフェーンは「乾いたフェーン」とも呼ばれています。

何が乾いているのかというと風でして、

一般的なフェーン現象は

湿った地上の風が山を駆け上がり、風下側で風が高温となって吹き降りるものですが、

ドライフェーンは乾いた上空の風が山の風下側で

吹き降りるときに上空の空気を引きずり下ろすことで

地上付近で空気が圧縮され高温となるんです。

ドライフェーン模式図↓(裏紙手書きでスミマセン)

 

さらに、今日は駿河湾では南西の強い風が吹いており、

この強風が壁となったため

吹き降りてきた高温の空気が静岡市にとどまったものと考えられます。

暖気の渋滞模式図↓

5月ではこういったことがたまにあり、

全国で一番暑くなるというのもそこまで珍しくないのかもしれませんね。

 

こういう解析作業をするのはとても好きで

なんだか大学時代を思い出しました。

大学時代は「西日本の梅雨期における降水量の年々変動」というテーマで研究しました。

意味わからんですよね(笑)

パソコンでゴリゴリ

プログラミングで図をひたすら作り

こうやって解析作業をしていました。

あの時は毎日が楽しかったですね。

たぶん研究者に向いているんだと思います、性格的には。

大学の教授にも「研究の続きをしてほしいから大学院に進んでくれ」と

言われましたが、

「早く気象キャスターになりたいのでいいです」

とすぐ断りました(笑)

気象キャスターになれていなかったら後悔してたかもしれませんね。

話は変わりまして、先日Twitterを始めたので

何か天気関係の質問があるかたはそこで質問をください!

Twitter:https://mobile.twitter.com/yuma_weather_fc

これは!というものは番組でも取り扱うかもしれませんので

よろしくお願いします!

あとインスタもやってるのでよかったらフォローお願いします。

毎日空の写真をあげてますよ~

インスタ:https://www.instagram.com/yuma_weather_fc/

おしまいに、

どうやら今年の夏は猛暑になりそうですので

これからも熱中症対策心がけていきましょう!