2021年8月23日

被災地の「想い」を込めて

今年の24時間テレビは土石流被害を受けた熱海から。

番組では、復興へ向け前を向く人たちの「想い」をお伝えしました。

災害の発生から50日が経ち、今、住民の皆さんが感じている様々な想いを

お話しいただきました。

地元で漁業を営んでいる松本さん。

番組では復興への歩みとともに、地元で獲れる海の幸の魅力をお話しいただきました。

伊豆山地区では「伊勢海老」漁も盛んにおこなわれており、来月漁の解禁日を迎えます。

地元で開催する伊勢海老祭りには多くのお客さんが訪れ貴重な観光資源にもなっています。

今回の土石流によって伊豆山港から海へ大量の土砂が流れたことで、伊勢海老の生態系に

どんな影響があるのか。心配そうに話されていました。

地元で唯一のクリーニング店を営む岡本さんは、

「跡継ぎがおらず、あと10年続くかわからないが、それでもお店を続けたい。」

営業再開へ向け力強い決意をお話しいただきました。

災害から50日が過ぎ、前に進みたい気持ちとは裏腹に、なかなか思い通りに

業者や行政と連携が取れず開店準備が進まないといった苦労もあり、

焦りを感じる時もあると話してくれました。

前に向かって進んではいても、不安が何もないわけではない。

だからこそ、そういった課題に対し、テレビの力で少しでも

役に立つことができたらと思います。

引き続き、熱海のいまを継続して伝えていくことの大切さを感じた

24時間テレビとなりました。

ご覧いただきありがとうございました。